食材

ブイヨンの代用で市販品は?コンソメ・鶏ガラ使うときの分量についても

手軽にうまみやコクをプラスすることができるとても便利な調味料、それがブイヨンです。

スーパーでもマギーブイヨンなど固形タイプや顆粒、液体まで、さまざまな種類のブイヨンを手に入れることができます。

しかし、毎日使うものではないからか使い切ったことを忘れがちで、レシピに取りかかり始めてからブイヨンがないことに気づくことも。

そんな時に市販品でブイヨンの代用品となるものがわかれば、味が決まらないと焦らなくても済みます。

今回は、ブイヨンの代用品として、コンソメ・鶏がら・ウェイパー・韓国風のダシダが使えるのかどうか、代用品として使うときの分量はどのくらいなのかについて調査してみました。

ブイヨンの代用品に興味がある人は必見です。

ブイヨンの代用品(市販品)と使うときの分量

料理の際にブイヨンがない場合は、自宅にある和洋中のだしの中から代用品を探してみましょう。

普段使いのしやすいもの、スーパーで手に入りやすい市販品の調味料でもブイヨンの代用品として活用できます。

ただし、市販品の場合はあらかじめ味がついているものが多く、市販品をブイヨンの代用品として使うときには分量に注意する必要があります。

コンソメ

コンソメはブイヨンと同様、洋食向けのだしとして使われています。

料理にコクや深みを出してくれる、ブイヨンと似た役割をもっている調味料です。

コンソメはブイヨンをもとにして作られたもので、原材料はほとんど一緒であるため、ブイヨンがない場合の代用品として使うことができます。

しかし、隠し味として使われるブイヨンにくらべると、しっかり味のついているコンソメは塩分が多めです。

代用品として使うときには、味見をしながら分量をブイヨンより少なめに入れるようにしましょう。

鶏がらスープの素

ブイヨンと作り方が似ている鶏がらスープの素も、代用品として活用することができます。

鶏のうまみが凝縮された鶏がらスープの素は、いわばブイヨンから牛と魚を抜いたシンプルな風味のだしなので、具材に肉や魚を使っていれば、味の違和感はほとんどないでしょう。

ただし、鶏がらスープの素には生姜やニンニクなどが含まれていることが多いため、どうしても中華風の味になってしまいがちです。

鶏がらスープの素を使って洋風に仕上げたいという場合には、ハーブやスパイスを加えても。

香りづけにはバジルやオレガノ、豊かな風味がほしい煮込み料理にはタイムやローリエを入れるのがおすすめです。

市販品は塩分が強めなので、塩加減に気をつけながら分量は少しずつ入れるようにしましょう。

味覇(ウェイパー)

赤い缶でおなじみの味覇(ウェイパー)は、鶏がらスープの素と同じ中華風の万能調味料です。

味覇(ウェイパー)は豚骨ベースでしっかりとした味と香りが特徴で、野菜料理や魚料理でブイヨンの代用品として使うには、少し個性が強すぎるかもしれません。

しかし、豚肉料理やカレーなどのスパイシーな料理とは相性が良く、本格的な風味を出してくれるため、ブイヨンの代用品として使うことができます。

味覇(ウェイパー)は固めのペースト状になっていて、分量は調整しやすいですが、やはりブイヨンとは塩分量がちがうので気をつけましょう。

ブイヨンの代用品として使う際には、レシピ通りのブイヨンの分量と同じではなく、味を見ながら少しずつ加えていくといいですね。

ダシダ

ダシダは韓国のスープの素で、「オモニ(お母さん)の味」として1975年から販売されています。

煮込んだ牛骨エキスに玉ネギやニンニクなどを加えて粉末状にしたもので、牛肉のうまみやコクを与えてくれる万能調味料です。

韓国では8割の家庭で使用されているといわれるほど、ポピュラーな家庭向けのだしです。

日本のスーパーでは市販品を見かける頻度は多くないかもしれませんが、一般的な「牛肉のダシダ」の他にも「いりこだしのダシダ」「あさりのダシダ」などもあります。

基本的にはスープや麺類の料理に使うもので、ダシダとは「唾を飲み込むほどおいしい」という意味とのこと。

牛肉と野菜ベースであるという点で、コンソメに近く、ブイヨンの代用品としても活用できるといえます。

ダシダは牛肉のだしで、コンソメを代用する場合よりも濃厚でうまみの強い韓国風の味になるため、分量はやや減らして入れるようにしましょう。

和風だし

和風だしは、日本の家庭でも常備している人が多く、ブイヨンがない場合には代用品として登場する機会も多いのではないでしょうか。

和風だしには、鰹や煮干し、昆布などいろいろな種類がありますが、基本的にブイヨンよりはさっぱりとした風味になっています。

コクの強いブイヨンにくらべて、和風だしは少し薄味に感じるかもしれません。

ただし、他の代用品よりも塩味が控えめで、味の調整がしやすいというメリットもあります。

和風だしに入っていない香味野菜やハーブ、スパイスを加えると、洋風に仕上げることも可能です。

また、市販品のほんだしは魚介ベースのだしでどうしても魚介の香りが強く出てしまうため、ほんだしの分量を半分にして、鶏がらスープの素とミックスして使うのがおすすめです。

魚介のクセがやわらぎ、ブイヨンの代用品として使いやすくなります。

「ブイヨン」と「コンソメ」のちがい

「ブイヨン」と「コンソメ」はどちらもフランスが発祥です。

よく混同されがちですが、「ブイヨン」と「コンソメ」は、料理として完成しているかどうかという点で大きく異なります。

「ブイヨン」は肉、野菜などの風味やうまみはあるけれども、料理として食べるための味付けはされていません

一方、フランス語で完成されたという意味をもつ「コンソメ」は、「ブイヨン」をさらに煮込み、スープとして完成させるために調味料で味付けをしたものです。

つまり、「ブイヨン」に肉や野菜を加えて煮込み、うまみや香りを深めて味付けをしたものが「コンソメ」スープということになります。

また、「ブイヨン」と「コンソメ」をお湯で溶くと、一目瞭然で見た目にもちがいがあります。

  • コンソメ:しっかり味付けされた、琥珀色の澄んだスープ
  • ブイヨン:素材感と少し濁りのあるスープ

「コンソメ」は料理に使う際に大変手軽で便利ですが、すでに決まった味付けになっているため、作り手の出したい味が出しにくいというデメリットもあります。

その点、うまみは凝縮されているけれども味のついていない「ブイヨン」は、作り手が思うような味付けをするには最適だと言えます。

ブイヨンとは

ブイヨンとは、フランス料理でいう「だし」のこと。

基本的にはスープのベースとして使うだしです。

ソースやシチューなど煮込み料理において味のベースとして、一般的に使われているのは「フォン」というだしになります。

「フォン」もブイヨンをもとに作られただしで、肉の骨を使った「フォンドボー」などがよく知られていますね。

ブイヨンは、使う材料によって名前が違うのも特徴です。

(「ブイヨン」だけの場合は、通常鶏がらを使ったものを指します。)

鶏ガラのブイヨン=「ブイヨン・ヴォライユ」

牛骨のブイヨン=「ブイヨン・ド・ブフ」

野菜のブイヨン=「ブイヨン・ド・レギューム」

魚のブイヨン=「フュメ・ド・ポワソン」

香味野菜のブイヨン=「クール・ブイヨン」

日本だと「かつおだし」や「こんぶだし」のような感覚に近いのではないでしょうか。

ブイヨンの作り方

ブイヨンは、牛や鶏といった肉、魚、野菜からだし汁をとり、こまめにアクをとりながら長時間煮込んで作ります。

鶏は鶏がらやもみじと呼ばれる鶏の足、野菜は大根や人参、キャベツなどの野菜くずを使う場合もあり、半日~丸一日かけて煮込むのが普通です。

日本のだしが、昆布などを戻す段階を入れても2時間程度で完成することを考えると、ブイヨンは大変手間のかかるだしだということがわかりますね。

調味料などを加える際に、風味づけとして「ブーケガルニ」というハーブの束を入れることも。

最後に漉して、スープだけを取り出せば完成です。

あくまでもだし汁なので、うまみは凝縮されていますが、ブイヨンの味そのものは薄い味になっています。

ブイヨンの種類

本格的にブイヨンを作ろうとすると大変な手間と、長い時間、大きな鍋など普段使わない調理道具まで必要になってきます。

家庭での日常的な料理には、市販品のブイヨンを活用するほうが手軽で便利です。

スーパーで買える市販品のブイヨンには、3種類のタイプがあります。

それぞれの特徴をみていきましょう。

固形ブイヨン

キューブ状に固められたブイヨンのこと。

メーカーによって1個の量が異なりますが、大体5g前後が平均のようです。

計量スプーンがなくても一定量を入れることができるので、手軽に使うことができます。

使う際にはしっかりと溶かす必要があるので、スープなどの水分を多く含むレシピに最適です。

顆粒ブイヨン

市販品のだしの素に似た粒状になっているブイヨンのこと。

少量ずつパッケージされ、計量の手間が省けるスティックタイプコスパのいい大袋タイプがあります。

顆粒ブイヨンは固形ブイヨンよりも溶けやすく、炒め物などのレシピにも使いやすいです。

メーカーにもよりますが、目安としては顆粒ブイヨン小さじ1杯=固形ブイヨンの半分の量くらいになります。

液体ブイヨン

液体ブイヨンとは、ボトルに入った状態で売られているブイヨンのこと。

液体ブイヨンは濃縮タイプが多く、量を多めに料理を作るという人におすすめです。

煮込み料理など余計な水分を入れたくないレシピに向いています。

それぞれの特徴や使い方を知り、市販品を購入する時にはぜひ参考にしてみてください。

ブイヨンでも代用品でもおいしい料理は作れる

普段なにげなく使っているブイヨンですが、調味料としての役割を知ることで活用方法も広がっていきます。

コンソメや鶏がらスープの素など、使い慣れているだしについても味のちがいを理解すれば、ブイヨンの代用品として使うことができます。

ブイヨンを使って本格的な味わいを目指すのももちろんいいですが、使いたいと思った調味料がない場合でも焦らず、市販品などの代用品を活用しながらおいしい料理を作りましょう。